2015年10月13日 学術論文の紹介-01 / Introduction of Academic Paper #福島第一原子力発電所 #淡水魚 #河川魚 #湖水魚 #サクラマス #アメマス #アユ #ワカサギ #放射性セシウム

TITLE
『Radiological impact of the nuclear power plant accident on freshwater fish in Fukushima: An overview of monitoring results.』
BRIEF
本論文は「福島の淡水魚への原子力事故の放射線学的インパクト」に関する論文です。著者らは「福島第一原子力発電所事故後の放射性核種汚染状況を詳述するために、そしてそれぞれの生息地におけるセシウム137濃度の種特有の経時的・空間的低減傾向を明らかにするために、2011年3月から2014年12月にかけて福島県内の異なる生息地(川、湖及び養殖池)の淡水魚(計16種)中の放射性核種(ヨウ素131、セシウム134およびセシウム137)濃度を分析」されて、その結果、「2011年3月から6月に採集された11のサンプルのみから低濃度(1キログラム当たり24ベクレル以下)のヨウ素131が確認された事は、淡水魚へのヨウ素131の移行は多くないことを示唆している」、「河川魚及び湖水魚において、養殖池の魚よりも、より緩やかな低減と高濃度の放射性セシウムが確認された事は、淡水魚の放射性セシウムは主として自然の食物網を通して生物濃縮されている事を強く示唆している」、「2011年から2014年に、放射性セシウム規制値(1キログラム当たり100ベクレル)を超えた河川魚および湖水魚中の割合(それぞれ14パーセントと39.6パーセント)がモニターされた海水魚のそれ(9.9パーセント)よりも高いことは、淡水魚とくに湖水魚の長期的な汚染を示唆している」、「高濃度放射性セシウム(最大はサクラマスの1キログラム当たり18.7キロベクレル)が福島第一原子力発電所北西部の高沈着量地域で確認された」、「しかしながら放射性セシウム濃度は、チェルノブイリ原子力発電所事故後のそれら数値より1桁から2桁小さいと見られる」、「セシウム137濃度の遅れた上昇と長い生態学的半減期(福島県中央部で1.2年から2.6年)がサケ科魚類(サクラマス、アメマス)に確認され、それとは反対にセシウム137濃度の急速な上昇と減少および短い生態学的半減期が草食性とプランクトン食性の魚類(アユ、ワカサギ)に確認された」等を報告されて、「サケ科、キュウリウオ科およびコイ科の生態学的半減期の比較結果は、魚の食性とライフサイクルに加えて、捕食生物中の放射性セシウム濃度に影響すると考えられる川や湖の水理条件が、淡水魚のセシウム137減衰速度に影響する重要な要因であることを示唆している」と結ばれています。

AUTHOR(S)
Wada T, Tomiya A, Enomoto M, Sato T, Morishita D, Izumi S, Niizeki K, Suzuki S, Morita T, Kawata G.
URL
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26454695

事項
1.arXiv( http://arxiv.org/ ),PubMed( http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed ),SSRN( http://www.ssrn.com/en/ )等から論文を紹介します。
2.表中、”BRIEF”欄の文責はアセット・マネジメント・コンサルティング株式会社にあります。
3.Abstractから論文の概要を紹介します。

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